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あいまいの知 感想



英語で「あいまい」に該当する語は三種類。obscure/vague/ambiguity
前者二語は「はっきりしない」後者は「両義的」という意味合いである。本著のあいまいはambiguityである、ということをまず明らかにしておく。

すべてのものは多義的である。
世界は、物理空間と情報空間。人間は、精神と肉体。

過去に行われてきた宇宙の真理に迫る論考は常に一元的であった。量子論においては物理空間を極限に突き詰めた。ミクロ、マクロの限界を探求した。
しかし不確定性という概念がすべてを覆した。0か1ではなく、0であり1であるという考え方が証明されたのだ。これは一元的証明の敗北であり、別視点をもつことを余儀無くされる。

そこで今、東洋哲学が見直されている……といった感じの本です。

いろんな学者さんが専門的に「あいまいとは何か」と自問自答した成果を発表しています。世界のなりたち、善と悪などに興味があれば得るものはあります。

私は頭が悪いので冒頭の話がさらに専門的になった数学的な理論はさらっと読み飛ばしましたが、仏教的考え方、西洋と東洋文化の差異などは非常に興味深いものがありました。

河合隼雄は言います。
「あいまいって便利」

あいまいの世界に触れると、世界の見方も変わります。
価値観を養う優れた一冊です。


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読書メーター文字数制限だったのでブログにしました。
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